インド独立当時、インド文官サービス(ICS:Indian Civil Services)は南インド出身者が主流を占める組織でした。ダクシナーティヤ(南印系)官僚の影響力は絶大で、イギリス統治時代には「デリーはマドラス人と使用人によって治められている」という言葉まで流布していたほどです。こうした官僚機構は、インド独立の時期に大きな役割を果たすことになります。彼らは自ら進んで国民的指導者たちに協力を申し出たのです。サルダール・パテールがICSの官吏たちに強く傾倒していたのは、このためでした。ラージプーターナー四大藩王国の宰相もみな南インド出身インド独立の時点で、ラージプーターナー地方の四大藩王国の