目に見えない敵「口臭」との闘いは、人類文明と同じくらい長く続いてきました。今日「口臭症(ハリトーシス)」として知られるこの症状は、時代ごとにさまざまな方法で対処されてきました。効果的だったものもあれば、逆に被害を広げたものもあるのです。口臭問題の規模は、想像以上に大きいものです。いくつか例を挙げましょう。トーラー(律法)には、口臭は「重大な障害」であり、離婚の原因にもなりうると記されています。また伝説によれば、ダーラブ王の婚約者であり、後のアレクサンドロス大王の母となるナヒドは、口臭を理由にマケドニアへ送り返されたといいます。現代においても、口臭は一見克服されたように見えて、多くの人にとって依