被害者の証言だけでは知り得なかった、加害者の声 戦時中の大量犯罪について私たちが知っているのは、主に奇跡的に生き延びた被害者たちの証言によるものです。一方、処刑の側に立った人々は、そう簡単に口を開こうとはしませんでした。書店の棚で、カティンやメドノエでポーランド将校を後頭部から射殺した人々の手記を見つけることはまずできないでしょう。彼らは何を考えていたのか? 躊躇することはなかったのか? そして、その「仕事」にはどうやって就いたのか? オックスフォード大学出版局から出版された目立たない一冊の本には、こうした問いの少なくとも一部に答えられる貴重な証言が収められています。 『グラーグのボス』に綴ら