単機で250機の爆撃編隊に挑んだ男ポーランド第303飛行隊のパイロット、ヴィトルト・アレクサンデル・ヘルプストは、1944年にアメリカ軍の四発重爆撃機B-17の護衛任務に就いた際、驚異的な速度で急上昇していく小型機を目撃した。そのパイロットは、百機を超える戦闘機に守られた250機の「空の要塞」に対し、たった一人で攻撃を仕掛けなければならなかった。「あの謎の機体は、私が夢にも思わなかった速度を出していた」とヘルプストは回想している。攻撃していたのはメッサーシュミットMe 163ロケット戦闘機である。最高速度は時速950kmに達したが、実は1941年、ハイニ・ディットマーがウォルターHWK R.I