はじめに:忘れられた古代の地動説実は「地球が太陽の周りを回る」という考え方、いわゆる地動説(ヘリオセントリズム)は、決して新しい発想ではありません。ギリシャ語で太陽を意味するヘリオスに由来するこの理論は、すでに紀元前5世紀のクロトンのフィロラオスや、紀元前3世紀のサモス島のアリスタルコスによって提唱されていました。しかしアルキメデスによれば、これらの先駆的な理論が本格的に研究されることはなかったといいます。一方、プトレマイオスとアリストテレスは、地球を宇宙の中心に置く天動説(ジオセントリズム)を唱えました。この理論は16世紀に至るまで、ほぼ例外なく受け入れられ続けたのです。1512年~1610