夜の女王たちが築いた黄金時代知識人、権力者、芸術家のミューズ――夜の女王たち。彼女たちのキスひとつには大金が支払われ、その存在はルネサンス期のイタリアを世界的に有名にした。ここでは、最も名高いイタリアの高級遊女(クルティザーネ)3人の生涯を紹介する。今日では売春宿は物議を醸し、理解しがたい存在とされがちだ。しかし興味深いことに、ルネサンス期において売春はそれほど大きなタブーではなく、高い教養と影響力を備えたクルティザーネたちは上流社会に出入りし、目を見張るほどの富を築き上げていたのである。1409年の国勢調査によれば、ローマでは住民12人につき1人が遊女だったという。文化と芸術が花開いたこの時