タバコのヨーロッパ伝来と、史上初の喫煙禁止令タバコは、この植物の原産地であるアメリカ大陸の「発見」とともにヨーロッパへ伝わりました。当初は特定の病気に対する治療薬として用いられることさえありました。実際、最初にタバコを栽培したヨーロッパ人は、フェリペ2世の侍医だったフランシスコ・エルナンデス・デ・トレドです。しかし今日では、喫煙者自身も含め、その害は広く知られています。早くも1590年には、わずか13日間しか教皇の座になかったウルバヌス7世が、公共の場での喫煙禁止という前例のない禁令を発布しました。教会の入り口や内部でタバコを――噛んでも、パイプで吸っても、鼻から嗅ぎ粉を吸い込んでも――摂取し