歴史教科書のみならず、政治経済の教科書にも必ず登場する「名誉革命」。ピューリタン革命と合わせて「イギリス革命」と呼ばれる一連の動きの核心には、宗教問題と議会・慣習法をめぐる権力闘争がありました。本記事では、名誉革命の経緯、画期的な『権利章典』の内容、そして立憲君主制への道筋をわかりやすく解説します。 議会と法の伝統:ステュアート朝との対立 議会承認の伝統と王権神授説 イギリスには中世以来、「国王といえど議会の同意なしに課税できない」という確固たる慣習法がありました。常備軍を持たないイングランドでは、戦時に議会を招集し、認められた税収で軍隊を編成するのが伝統でした。 しかし、エリザベス1世没