共和政期から帝国時代を通じて、ローマ人はブリタンニアからエジプト、ダキアから北アフリカに至るまで、領土の隅々を結ぶ印象的で広大な街道網を整備しました。 ローマ街道と旅行案内「イティネラリウム」 これにより、イベリア半島のガデス(現在のカディス)の市民でさえ、ローマ街道を離れることなくローマへ到達できました。また、経由地名と距離を記した一種の「道路地図」であるイティネラリウム(旅行案内)も作成されました。この類の文書として、アントニヌスの旅行記(3世紀)、いわゆる粘土板旅行記(3世紀)、ポイティンガー図(4世紀)などが知られています。 ミリアリウム形の銀杯:アポリナリスの杯 それらの中でも特に興