考古学的発掘調査が、西暦1000年頃にグリーンランドへ定住し、その5世紀後に忽然と姿を消したバイキングたちの運命に、新たな光を投げかけています。 1000年頃にバイキングの植民地が築かれたグリーンランド南部の風景。 2018年8月8日付で王立協会紀要B(Proceedings of the Royal Society B)に掲載された論文は、グリーンランドのバイキングがなぜ消滅したのかを探る重要な手がかりとして、セイウチの牙(海象牙)をめぐる研究成果を振り返っています。以下、この魅力的な物語を改めて紹介しましょう。 西暦986年、「赤毛のエイリーク」は嵐の荒れ狂う海へと漕ぎ出しました。赤い髭