アラビア北部に位置する「キャメル・サイト」の記念碑的レリーフは、他に類を見ない存在です。3つの岩場の尾根には、等身大で写実的なラクダとウマ科動物の彫刻が施されており、これまでに合計21点のレリーフが確認されています。ナバテア時代の作品とされてきた遺跡当初、ヨルダンのペトラで発見された美術品との類似性から、この岩彫遺跡は約2000年前のナバテア時代に制作されたと考えられていました。しかしその後、サウジアラビア文化省、マックス・プランク人類史科学研究所、フランス国立科学研究センター(CNRS)、キング・サウード大学の研究者らが主導する新たな研究プロジェクトが、最先端の年代測定手法を駆使して、はるか