ギリシャ歩兵は、後に「ギリシャ内戦」と呼ばれることになる同士討ちの紛争へと駆り出された。冷戦期最初の本格的武力衝突となったこの戦いで、彼らは持ち前の勇猛さをもって戦った。しかし皮肉にも、その銃口が向けられた先は、血を分けた同胞であった。内戦の背景1946年から49年にかけてギリシャを血で染めた内戦は、実は1943年の時点ですでに始まっていた。ギリシャ国内の山岳地帯だけでなく、中東においても著名な政治的動揺が相次ぎ、対立の火種は着々と育まれていたのである。しかし、紛争が最も激化したのは、やはり1946年から49年の期間だった。この紛争の主役となったのは、一方では「ギリシャ民主軍」(DSE)と称す