『スシュルタ・サンヒター』は、サンスクリット語で書かれたインドの伝統医学の古典であり、紀元前6世紀に活躍したヒンドゥーの医師スシュルタに帰せられる著作です。彼は「インド医学の父」と称されています。この書物は『チャラカ・サンヒター』『アーシュタンガ・フリダヤ』とともにアーユルヴェーダ医学の三大古典を構成しており、外科手術の手法、診断技術、そしてさまざまな病気や外傷の治療法が網羅されています。スシュルタは数多くの技術や手順を体系化し、形成外科と顔面再建術の実践を確立した人物でもあるのです。 鼻を切り落とすという刑罰 スシュルタの専門は鼻整形術(リノプラスティ)でした。これは彼が鼻という器官に特別