メソポタミアに栄華を誇ったアッカド帝国の崩壊には、砂嵐を伴う冬の激しい風が深く関わっていたとされています。 シャル・カリ・シャッリ王の書記官イブニ・シャルルムの円筒印章の押印。アッカド美術の傑作として知られています(ルーヴル美術館蔵) 紀元前24世紀から前22世紀にかけて、アッカド帝国は初代王サルゴンとその後継者たちによる大規模な征服活動のもと、メソポタミア全域を支配下に収めました。ところが帝国は紀元前2200年頃に突如として崩壊し、この地域の大都市国家群はその後およそ300年もの間、人けのない廃墟と化していました。 この衰退の原因については、社会的要因と気候要因の両方が指摘されてきましたが