ポーランド人民共和国の現実を痛烈に風刺した名コメディの生みの親でありながら、スタニスワフ・バレハ自身も度々体制の犠牲者となった。本記事では、『ミーシ(テディベア)』をはじめとするヒット作の撮影舞台裏に迫る。 「バレイズム」という言葉の意外な起源 今日、「バレイズム(bareizm)」という言葉は、共産主義時代のポーランド(そしてそれ以外の場所でも)の一般市民を悩ませた滑稽な不条理と結びつけて語られる。ところが実は、この言葉はまったく別の目的のために造られたものだったのだ。 1968年か69年、映画監督カジミェシュ・クツは映画『オーストラリア人への妻』を批判する際にこの言葉を使った。彼にとって「