防御線を襲う激しい砲火1965年、ベトナム戦争における初の本格的な正面衝突となったイア・ドランの戦い。中央高地の着陸地点「X-RAY」では、ムーア中佐率いる第7騎兵連隊が北ベトナム軍との攻防を繰り広げていた。C中隊の左翼に展開していたD中隊が攻撃を受けると、防御円陣(ペリメーター)に降り注ぐ砲火はさらに激しさを増し、午前7時45分には着陸地帯全体がロケット弾、迫撃砲、自動小銃による集中射撃に覆われた。これに対し第7騎兵連隊は全力の火力で応戦し、敵側に甚大な損害を強いた。しかし午前7時55分には事態が極めて危険な水準に達したため、ムーア中佐は各小隊に対し、彩色煙幕で自らの位置を示すよう命じた。こ