世界史

古代の歴史

  • ブレン軽機関銃(BREN Mk1/Mk2)の特徴と歴史

    ブレン軽機関銃(BREN)とは ブレン(BREN)は、1937年にイギリス軍へ制式採用された軽機関銃です。その原型となったのはチェコスロバキア製のZB-30軽機関銃で、「ブレン」という名称は開発に関わったチェコ・ブルノ(Brno)の工廠と、イギリス・エンフィールド(Enfield)王立造兵廠の頭文字を組み合わせたものです。 ブレン Mk1/Mk2 の主な諸元 使用弾薬:.303ブリティッシュ(7.7×56mmR)/8mmモーゼル(中国向けモデル) 全長:1,156mm 銃身長:635mm 重量(空の状態):10.2kg 満装マガジンの重量:約1.05kg 実戦重量:11.25kg 装弾数

  • SVT-40半自動小銃:トカレフが生んだソ連の傑作兵器

    SVT-40とはSVT-38およびSVT-40は、ソ連の銃器設計者フョードル・ヴァシリエヴィチ・トカレフによって開発された半自動小銃で、それぞれ1938年と1940年に赤軍へ制式採用されました。使用弾薬は、モシン・ナガンM1891やM1891/30、マキシムM1910重機関銃と共通の7.62×54mmR弾です。1945年までに160万挺以上が生産され、1955年頃に退役しました。このモデルは、後のドラグノフ狙撃銃の先祖にあたる存在として知られています。これら2種類の小銃は、脆弱すぎると判断されたAVS-36自動小銃の後継として配備され、第二次世界大戦中に大量に使用されました。フィンランド軍は冬

  • スプリングフィールドM1903:アメリカ軍を支えた伝説的なボルトアクション小銃

    スプリングフィールドM1903とはスプリングフィールドM1903は、アメリカ合衆国が開発したボルトアクション式軍用小銃です。1903年にスプリングフィールド造兵廠で制式採用されたことが名称の由来となっており、その後はレミントン社やロックアイランド造兵廠といった他の製造拠点でも生産されました。本銃は第一次世界大戦においてアメリカ軍の主力小銃として大量に使用され、第二次世界大戦でも引き続き運用されました。とりわけ第二次世界大戦中には、狙撃兵向けに精密射撃仕様のM1903A4が開発され、この狙撃銃モデルは1963年まで長きにわたり現役で使い続けられました。主要諸元製造国/使用国:アメリカ合衆国型式:

  • モシン・ナガン小銃――帝政ロシアからソ連まで、伝説の軍用ライフルの全貌

    モシン・ナガン(Mosin-Nagant、フランス語表記ではMossine-Nagant)は、「三線小銃(スリーリニヤ)」としても知られる、5発装填の手動ボルトアクション式軍用小銃です。帝政ロシア軍に採用され、その後はソビエト連邦および東側諸国の各国軍隊で広く使用されました。 1891年から1963年まで、さまざまな形式で長期にわたり現役運用され、7.62×54mmR弾を採用した最初の小銃でもありました。最終的に後継となるSVDドラグノフ狙撃銃へとその役目を引き継いでいます。 開発の歴史 採用までの経緯 1877年から1878年の露土戦争では、ロシア軍の多くが単発式のベルダン小銃で武装して

  • フランス軍制式小銃MAS 36の仕様と派生型を徹底解説

    第二次世界大戦期のフランス軍を代表するボルトアクション小銃「MAS 36」。ここでは標準型をはじめとする各バリエーションの主要諸元と、開発の背景、世界中へ広まった経緯を詳しく紹介します。 主要諸元一覧 MAS 36(標準型) 使用弾薬:7.5mm 1929C弾 全長:1.02m 銃身長:57.5cm 重量(空の状態):3.7kg 重量(装填時):3.95kg 装弾数:5発 MAS 36 CR39 使用弾薬:7.5mm 1929C弾 全長:88.3cm ストック折りたたみ時の全長:62.5cm 銃身長:45cm 重量(空の状態):3.745kg 重量(装填時):3.995kg 装弾

  • M1ガーランド――米軍初の制式半自動小銃、その性能と歴史を徹底解説

    M1ガーランドとはM1ガーランド(M1 Garand)は、アメリカ軍が制式採用した世界初の半自動小銃です。それまで使用されていたスプリングフィールドM1903を置き換え、軍隊で実用化された最初の半自動小銃として、銃器史上にその名を刻んでいます。基本スペック主要諸元種類:半自動小銃製造:スプリングフィールド造兵廠、ウィンチェスター(主なメーカー)制式採用:1936年運用期間:1936年~20世紀末(一部のアフリカ・ラテンアメリカ諸国)使用弾薬:.30-06(7.62×63mm)作動方式:ガス圧利用・回転式遊底(ローティングボルト)性能諸元発射速度:毎分30発銃口初速:853m/s最大射程:1,0

  • 有坂九九式小銃(九九式短小銃)とは?歴史と性能を徹底解説

    九九式小銃の概要 有坂九九式小銃は、1939年から1945年にかけて東京および名古屋の工廠で製造された、大日本帝国陸軍の制式小銃です。それまで主力だった三八式歩兵銃の後継として開発され、1945年に日本が連合国に降伏するまで、日本軍の標準的な歩兵用小銃として広く運用されました。 本銃はドイツのマウザー式設計を基盤としたバリエーションであり、強力な7.7mm弾を使用することから、初期モデルは同種の軍用小銃の中でも特に強い反動を持つことで知られていました。 構造とデザインの特徴 九九式小銃のコッキングハンドルは真っ直ぐな形状を採り、銃床には握りやすいピストルグリップ式が採用されています。銃身は二

  • 三八式歩兵銃(有坂小銃):大日本帝国陸軍の主力小銃の全貌

    三八式歩兵銃とは有坂小銃は、20世紀初頭から第二次世界大戦後まで、大日本帝国陸軍の制式小銃として使用され続けました。三八式歩兵銃は優れた命中精度を誇った一方で、遊底上方に取り付けられた金属製遊底覆い(ダストカバー)により再装填時の操作音が大きく、薬室に異物が詰まりやすいという欠点も抱えていました。当時の日本人兵士の平均的な体格や、戦場となった密林地帯での運用に適していたこともあり、非常に長い期間にわたって生産されました。明治38年(1905年)に制式採用された三八式歩兵銃は、1940年に新型の7.7mm弾を使用する九九式小銃へと更新されていきました。有坂三十式歩兵銃の開発1897年、東京砲兵工

  • 降下猟兵42(FG42)――第二次世界大戦中に開発されたドイツ空挺部隊向け自動小銃

    主要諸元 口径:7.92×57mm 全長:93.7cm(F型)/ 106.6cm(G型) 銃身長:50.8cm(F型)/ 52.5cm(G型) 空重量:4.38kg(F型)/ 5.05kg(G型) 発射速度:毎分900発(F型)/ 毎分600発(G型) 装弾数:10発・20発マガジン FG42(降下猟兵42)とは Fallschirmjägergewehr 42(通称FG42)は、第二次世界大戦中、ドイツ空挺部隊「降下猟兵(ファルシュムイェーガー)」のために特別に設計された自動小銃です。アメリカのブローニングBAR M1918に匹敵する武器でしたが、より軽量である点や運用思想が異なる点で

  • M7プリースト自走榴弾砲――第二次世界大戦を支えた米軍の主力自走砲

    M7プリーストの基本データ 形式:M7/M7B1/M7B2/セクストン(Sexton)/T51種別:自走榴弾砲乗員:7名武装:105mm M2榴弾砲×1門、12.7mm M2対空機関銃×1挺 防御力(装甲厚) 最小:12.7mm最大:114.3mm 主要諸元 全長:6.02m全幅:2.87m全高:2.92m戦闘重量:23t接地圧:0.73kg/cm²馬力重量比:15馬力/tエンジン:コンチネンタル R-975 空冷9気筒星型ガソリンエンジン(2,400rpmで340馬力) 走行性能 路上速度:42km/h路外速度:24km/h航続距離:200km越堤能力:0.61m塹壕越え能力:2.29m渡

  • M4シャーマン中戦車 ― 第二次世界大戦最大の量産戦車の全貌

    M4シャーマン(M4 Sherman)国:アメリカ合衆国種類:中戦車乗員:5名武装主砲:75mm M3戦車砲同軸機銃:.30口径 M1919A4機関銃車体前面ボールマウント:.30口径 M1919A4機関銃砲塔頂部:.50口径 M2重機関銃その他:2インチ M3発煙弾発射機防御力装甲厚:最小15mm ~ 最大100mm寸法・重量全長:6.27m全幅:2.67m全高:3.37m戦闘重量:31.5トン接地圧:1kg/cm²パワーウェイトレシオ:16.9馬力/トンエンジン:フォードGAA V型8気筒水冷ガソリンエンジン(2,600rpmで500馬力)走行性能路上最高速度:42km/h航続距離:160

  • M3A1スカウトカー――米軍偵察用装輪装甲車の開発と運用の全貌

    M3A1スカウトカーとは M3A1スカウトカーは、1939年にアメリカ陸軍へ制式採用された四輪駆動の偵察・指揮用装甲車です。M2、M3、M3A1、M3A2といった一連の系列車両の中核をなす存在であり、後のハーフトラック(半装軌車)開発の出発点ともなった重要な車両でした。 基本諸元 種別:偵察車 乗員:8名 武装:M1 12.7mm(.50インチ)重機関銃1挺が標準装備。車体後部に設けられた滑り台(スキッド)には、M1919A4 7.62mm(.30インチ)機関銃が搭載されるのが一般的でした。 寸法および重量 全長:5.62m 全幅:2.03m 全高:2.11m 戦闘重量:約5.6t

  • M3ハーフトラック:第二次世界大戦を支えた連合軍の主力半装軌車

    M3ハーフトラックは、第二次世界大戦中に連合国で大量生産・運用された半装軌式装甲兵員輸送車(ハーフトラック)である。前輪で操舵し、後部の無限軌道で駆動するこの車両は、装甲部隊と歩兵の機動力を融合させ、あらゆる地形での歩兵輸送を可能にした。アメリカ陸軍を中心に、イギリス、ソ連、自由フランスなどレンドリースを通じて広く供与され、戦後もイスラエル国防軍などで長く運用された歴史的名車である。 主要諸元 分類装甲兵員輸送車 / 半装軌車 乗員3名(操縦手・車長・無線手)+ 歩兵10名(M3では13名) 武装12.7mm M2重機関銃 ×1 または 7.62mm M1919A4機関銃 ×1

  • M18ヘルキャット:第二次世界大戦最速の駆逐戦車

    自走対戦車砲 M18「ヘルキャット」(HELLCAT)M18ヘルキャットは、1944年にアメリカ陸軍へ制式採用された自走対戦車砲(戦車駆逐車)である。その最大の特徴は、第二次世界大戦を通じて最も高速な装軌(キャタピラ)車両だったという点にある。主砲に76.2mm砲を採用しつつ、従来の設計を大きく刷新した車体と、きわめて有利なパワーウェイトレシオにより、機動力を武器とする新世代の駆逐戦車となった。基本諸元形式名:T49、T67、T70、M18、T41、M39、T86、T87、T88種類:戦車駆逐車乗員:5名武装:76mm M1A1砲×1、12.7mm M2対空機関銃×1装甲厚:最小7.9mm/最

  • M10駆逐戦車(タンク・デストロイヤー)の詳細解説――性能諸元からアキリーズ、M36への発展まで

    M10「戦車駆逐車」の基本データ国:アメリカ合衆国種類:戦車駆逐車乗員:5名兵装:3インチM7砲1門、12.7mm M2対空機関銃1挺装甲厚:最小12.7mm/最大50.8mm寸法・重量全長:5.97m全幅:3.05m全高:2.48m戦闘重量:29.9トン接地圧:0.95kg/cm²パワーウェイトレシオ:12.7馬力/トンエンジン:GM製6-71直列6気筒水冷ディーゼル2基、合計375馬力(2,100回転/分)走行性能路上速度:48km/h路外速度:32km/h航続距離:320km越堤能力:0.61m超壕幅:2.29m登坂能力:60%開発と採用の経緯1942年6月、T35E1の改良型が制式採用

  • M3スチュアート軽戦車――第二次世界大戦で最も多く使われた米軍の軽戦車

    基本諸元(M3 / M3A1 / M3A2 / M3A3) 国:アメリカ合衆国種類:軽戦車乗員:4名武装:37mm M5またはM6戦車砲1門、同軸機銃として.30(7.62mm)M1919A4機関銃1挺、車体側面スポンソン内に.30機関銃2挺、砲塔上部に.30機関銃1挺装甲厚:最小10mm~最大44.5mm 寸法・重量 全長:4.53m全幅:2.23m全高:2.51m接地圧:0.74kg/cm²戦闘重量:12.4tパワーウェイトレシオ:20.7馬力/tエンジン:コンチネンタル W-670 空冷7気筒星型ガソリンエンジン(2,400rpmで250馬力) 性能 路上速度:58km/h路外速度:3

  • M8「グレイハウンド」軽装甲車――第二次世界大戦を駆け抜けた米軍の6輪駆動偵察車

    M8軽装甲車の概要 1943年にアメリカ陸軍へ制式採用されたM8軽装甲車は、「グレイハウンド(灰犬)」の愛称で知られる6輪駆動(6×6)の偵察用装甲車です。88km/hという路上速度と560kmの長い航続距離を兼ね備え、第二次世界大戦中は連合国各国の軍隊で広く運用されました。戦後に米軍の方針が履帯走行式車両へ移行した後も、M8は世界中の多くの国で現役に留まり続けました。 主要諸元 型式:T21、T22、T23、T22E1、T22E2、M8、M20および各種派生型種別:軽装甲車乗員:4名武装:37mm M6戦車砲1門、同軸7.62mm(.30口径)M1919A4機関銃1挺、砲塔上蓋に12.7m

  • 上陸用装軌車両 LVTシリーズ:ウォーターバッファローからブッシュマスターまで

    概要と主要諸元 上陸用装軌車両(Landing Vehicle Tracked:LVT)は、第二次世界大戦中にアメリカ海兵隊を中心に運用された水陸両用装甲車両のシリーズである。当初は「アリゲーター(Alligator)」と呼ばれた後方支援用の輸送車両として開発されたが、太平洋戦争の島嶼上陸作戦において、サンゴ礁を越えて兵員を海岸まで輸送できる唯一の手段として、強襲上陸の主力装備へと進化を遂げた。 本稿では、シリーズの代表格であるLVT-4 ウォーターバッファロー(Water Buffalo)を中心に、火力支援型のLVT(A)シリーズ、後期型のLVT-3 ブッシュマスター(Bushmaster)

  • T-70/T-70A軽戦車――ソ連赤軍最後の量産軽戦車

    基本諸元 車種:軽戦車乗員:2名兵装:45mm L-46戦車砲1門、7.62mm DT機関銃1挺装甲厚:最小10mm/最大60mm 寸法・重量 全長:5m全幅:2.52m全高:2.22m戦闘重量:10t接地圧:0.67kg/cm²出力重量比:14.5馬力/tエンジン:ZIS-202型 直列6気筒水冷ガソリンエンジン×2基(各71馬力/2,800rpm) 性能 最高速度(路上):51km/h航続距離:446km越壕高さ:0.71m超壕幅:3.12m登坂能力:34度就役期間:1942年~1948年(赤軍) 開発の経緯 T-70軽戦車は、早くも1942年1月末からT-60に代わって部隊への配備が始

  • ソ連の陸上戦艦T-35と自走砲SU-14――多砲塔重戦車の栄光と終焉

    T-35の基本諸元種類:重戦車乗員:11名(全砲塔を搭載する型。一部の型では砲塔が撤去された)武装(基本型):76.2mm砲1門、45mm砲2門、7.62mm機関銃6挺、P-40対空機関銃1挺(後期型では一部の副武装が撤去された)装甲厚:最小10mm/最大30mm寸法・重量全長:9.72m全幅:3.20m全高:3.43m戦闘重量:50トン(より軽量な型も存在)接地圧:0.78kg/cm²パワーウェイトレシオ:約10馬力/トンエンジン:水冷ガソリンM-17T V型12気筒、2,200rpmで507馬力走行性能路上最高速度:30km/h航続距離:150km越堤高:1.20m越壕幅:3.50m登坂能

Total 13507 -世界史  FirstPage PreviousPage NextPage LastPage CurrentPage:527/676  20-世界史/Page Goto:1 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533