アスタパライア島出身の歴史家・キュニコス派哲学者エーゲ海東部、ドデカネス諸島に属する小さな島アスタパライア。メガラ人の植民地であったと考えられるこの島で、紀元前360年頃、オネシクリトスは生まれました。彼は歴史家であると同時に、壺の中で乞食のように暮らしたことで名高いシノーペのディオゲネスに学んだ、キュニコス派の哲学者でもありました。アレクサンダーの遠征に同行紀元前334年、26歳のとき、彼はヘレスポントス海峡を渡り、アレクサンダー大王の軍勢とともにアジアへ足を踏み入れました。当時、征服地の風土や習俗、そこに暮らす人々を記録するために、哲学者や歴史家をはじめとする多くの知識人が遠征に随行してい