人類進化研究の歴史を変える大発見2022年7月初旬の出来事は、人類進化研究の歴史に刻まれることになりました。スペインのシマ・デル・エレファンテ遺跡TE7層での発掘調査は、例外的な発見によって研究者たちを驚かせたのです。それは約140万年前のものとみられる、人類の顔の一部の化石でした。ここ数十年、グラン・ドリーナ遺跡TD6層での発見をきっかけに、現代的な顔の起源を説明する最も整合的な進化モデルについて、科学界では活発な議論が続いてきました。ホモ・アンテセッサー(Homo antecessor)は、その年代が約85万年前と推定されており、人類の歴史上、これまでに確認された中で最も古い「現代的な顔」