ハプスブルク家の存亡をかけた戦争1745年、ヨーロッパはすでに5年もの間、端から端まで戦火に包まれていた。その発端となったのが、オーストリア継承戦争(1740~1748年)である。これは、フランスおよびそのドイツ同盟諸国、そして時折参戦するプロイセンを相手とした、ハプスブルク家の存亡をかけた戦いだった。フランスは神聖ローマ帝国の帝位からハプスブルク家を引きずり下ろし、代わりに自らの傀儡であるバイエルン選帝侯カール7世を即位させることで、宿敵に「とどめを刺そう」と画策していたのである。プラハ陥落から形勢逆転へフランス・バイエルン連合軍はボヘミア奥深くまで侵攻し、プラハの攻略にも成功した。しかし反