地形と状況に適応する戦闘車両 地形のあらゆる細部を知ってはじめて、機動し、戦うことができる。―― 孫子(『孫子』) 戦いが行われる地形を熟知していることに加え、それに対応する技術力と優秀な技術者たちがいれば、地形や状況に合わせた兵器を生み出すことができる。そしてそれは、兵士たちが無事に故郷へ帰還できる可能性を大きく左右する。ここでは、そんな発想から生まれたユニークな戦闘車両の数々を紹介しよう。 ネリー(Nellie/White Rabbit No.6、Cultivator No.6)|1939年 全長23メートル、重量130トンに及ぶこの巨大な「耕運機」は、自ら塹壕を掘り進みながら敵陣地へ接近