全長わずか約2センチ。中国・河南省の霊井(れいせい)遺跡で発見された小鳥の彫刻は、東アジアにおける具象彫刻の出現時期を8000年以上も遡らせる画期的な発見である。同時に、なぜヨーロッパでは3万5000年〜4万年前と、はるかに早い段階で立体表現が誕生していたのかを解き明かす貴重な手がかりにもなり得る。中国の屋外遺跡・霊井で見つかったこの小鳥像は、大きさ2センチ弱。それでも、中国でこれまでに確認された中では最古の芸術作品なのだ。くず袋行き寸前だった奇跡の発見実はこの小骨のような小鳥像、あと少しで廃棄される瓦礫の袋の中に埋もれるところだった。彫刻が見つかったのは考古学的な発掘調査ではなく、井戸を掘っ