広島と長崎への原爆投下以降、世界は幾度となく核による破滅の危機に直面してきました。それでもなお、人類が自分の手にあるものの恐ろしさを本当に理解しているとは言い難いのが実情です。それを如実に物語るのが、ソ連がアメリカへの対抗心だけで生み出した「ツァーリ・ボンバ(皇帝爆ボンバ(皇帝爆弾)」の歴史です。新技術が持つ軍事的ポテンシャルは計り知れないほど巨大で、極めて危険なものでした。冷戦期、核兵器はまさに「脅しの道具」として扱われ、米ソ両国による相次ぐ核実験は、力の誇示というありふれたデモンストレーションにすぎませんでした。もちろん、ソ連は常に世界がまだ知らないものを超えようとしてきました。そして今回