フランク軍のイタリア侵攻西暦554年、フランク人、アレマン人、テューリンゲン人などゲルマン諸族からなる約7万5千の大軍が、ロタリオ公とブテリヌス公という二人の指揮官に率いられ、ポー川を渡って北イタリアへ侵入しました。イタリアの摂政を務める名将ナルセスは、フランク軍侵攻の一報を受けると、直ちに強力な軍勢を率いて現地へ向かいました。しかし、554年の冬は例年にない厳寒となり、作戦は一時中断。両軍はそれぞれ占領地で越冬することになりました。翌555年春、戦闘が再開されます。フランク軍はここで兵力を二分しました。疫病に悩まされていたロタリオの部隊は帰国を目指して北上し、比較的健在だったブテリヌスの部隊