1853年7月8日、アメリカ海軍のマシュー・カルブレイス・ペリー率いる艦隊が江戸湾(現在の東京湾)に現れ、日本に対して国際通商の開放を正式に求めました。それまで東アジアで鎖国状態にあった島国・日本は、その長い歴史における最大の転換点の一つを迎えようとしていました。日本人が「黒船」と呼んだ4隻の蒸気船からなるペリーの艦隊は、2世紀以上にわたる鎖国の時代に終止符を打ちました。外国からの干渉から国を守り続けてきた将軍たちは、まもなく、再生した帝国と工業大国への道を歩み始める新しい時代へと道を譲ることになるのです。 鎖国――日本の孤立 19世紀半ばの日本は、17世紀初頭以来ほとんど変化していない政治構