王に匹敵する栄光を浴び、ポーランドを強国への道へと導いた男。彼さえいれば誰もが安全を感じられた。「シミグウィ=リズが我らと共にある限り、何者も我々を傷つけることはできない」―― ミハウ・オグレクの著書『100年。私たちはこの一世紀、いかに指導者を崇拝してきたか』は、第二ポーランド共和国の歴史における、あまり語られることのない不快な側面に光を当てる。戦前、ユゼフ・ピウスツキの人物像が公式に崇拝され、ほとんど宗教的儀礼にも似た様相を呈していたことはよく知られている。しかし、崇拝の対象は「隊長(コミンダント)」だけではなかった。 軍事総監シミグウィ=リズ元帥。1935年頃の絵葉書 1930年代後半