共和政ローマには、国家運営を担うさまざまな公職が存在しました。各役職の序列はおおよそ以下の通りです。 第0位:独裁官(ディクタトル) 第1位:執政官(コンスル) 第2位:法務官(プラエトル) 第3位:アエディリス(按察官) 第4位:護民官(トリブヌス・プレビス) 第5位:財務官(クァエストル) 今回は、これらの役職の中でも特に重要なポストについて、それぞれの権限や職務内容を詳しく見ていきましょう。 法務官(プラエトル)とは 日本語では「法務官」と訳されますが、その権限の中心はむしろ軍事面にあり、軍事指揮権である「インペリウム」を保持していました。 共和政ローマが発足した当初は定員1名で