1940年10月28日、イタリアはアルバニアからギリシャへ侵攻しましたが、ギリシャ軍はこれを食い止め、最終的にはアルバニア領内への反撃に成功します。ところが今日でも、「イタリア人は臆病者だった」「ギリシャ軍から逃げ出した」「戦う意志など最初からなかった」「わざと負けてドイツ軍をバルカンに引き込んだのだ」などといった言説が語られることがあります。しかし、そのほとんどは事実とはかけ離れています。仮にこれらが真実だとするなら、アルバニア戦線で命を落とした約1万5千人のギリシャ将兵は、誰にも殺されずに死んだことになってしまいます。 イタリア兵は臆病ではありませんでした。彼らは勇敢に、場合によっては狂