1941年6月、ヒトラーはソ連侵攻を目的とした東部戦線での大攻勢(バルバロッサ作戦)を発動した。あまりにも野心的すぎた計画だった。ドイツ軍の猛烈な攻撃は、不意を突かれた赤軍の防衛線を突破し、瞬く間に領土を奪取していった。しかし、冬の到来が戦線を安定させ、赤軍は体勢を立て直すことに成功。ヒトラーの野望は大きく狂わされることとなる。北極海輸送船団が支えたソ連の戦いだが、ソ連は孤独に戦っていたわけではない。大きな助けとなったのが北極海輸送船団である。アイスランド、そして何よりイギリスから船団は北極海を渡り、ソ連のムルマンスクとアルハンゲリスクの港へ物資を届け続けた。1941年8月以降、計78の船団が