モンスーンの変動とナイル川の年間氾濫が大規模な火山噴火と連動していたことが、エジプト最後の王朝であるプトレマイオス朝の安定を揺るがした可能性がある――こんな結論を、新たな研究が示しました。 古代エジプト最後の王朝を襲った危機 強力な火山噴火は、古代エジプト最後の王朝の衰退の一因となり得たのでしょうか。プトレマイオス朝は、最後の君主として名高いクレオパトラ7世が、紀元前31年のアクティウムの海戦でローマ艦隊に敗れた後、翌紀元前30年に自ら命を絶ったことで約300年の歴史に幕を下ろしました。 紀元前44年の大噴火がもたらした異変 イェール大学(米国)の歴史学者ジョセフ・G・マニング氏を主任