「隣人を愛せ」「右の頬を打たれれば左の頬を差し出せ」――それらはない。ポーランドの極端なナショナリストたちは、ナチスに劣らぬ残酷な独裁体制の樹立を目指した。しかも彼らは、それがまさに神の意志だと主張したのだ。 現在も活動を続ける公然たるファシスト組織「国民急進運動」(通称:ONR「ファランガ」)は、1934年から活動していた「国民急進陣営」の分裂によって生まれた。ボレスワフ・ピャセツキ率いるこのグループは、他のナショナリスト集団を凌駕する過激さを持っていた。 「ベピスト」と呼ばれたその構成員たちは「国家エゴイズム」の支持者として、大学における「グヘット・ベンチ(ユダヤ人学生用の分離座席)」の導