第二次世界大戦における南アフリカ兵士たち、とりわけ黒人兵士たちの貢献は、おそらく十分に認識されていない。しかし、その中の一人は特筆に値する存在である。彼は牛乳の缶で即席爆弾を作り、ドイツ船を沈めることに成功したのだ。戦争が変えた「人種の壁」ジョブ・マセコ(Job Maseko)は、第二次世界大戦が勃発した当時、ヨハネスブルク近郊で働きながら生計を立てていた。当初、黒人は南アフリカ軍への入隊を禁じられていたが、戦争の需要によってこの状況は変化した。1940年以降、全人種の入隊が認められるようになったものの、戦闘職位に就くことはできず、軍事訓練を受けられたのは白人だけだった。マセコは、こうして入隊