ベリー公のいとも豪華な時祷書より。この細密画は6月の農作業の情景を描く。労働は男性と女性の双方によって担われた。14世紀。シャンティイ、コンデ美術館蔵 • WIKIMEDIA COMMONS15世紀末のイングランドのバラッドに、どちらがより多く働いているかをめぐって言い争う農民の夫婦が描かれている。夫は「自分は一日中土地を耕している」とだけ主張する。それに対して妻は、自らが担う仕事を次々と列挙する――牛の乳搾り、バターとチーズ作り、鶏の飼育、パン焼き、ビールの醸造、リネンと羊毛の加工、衣類の修繕、家事全般、子どもの世話、そして夫が起きる前に済ませてしまう家の掃除。ところが、これほど多岐にわたる