第二次世界大戦後のイタリアは、王制を廃止して共和政体へ移行するという歴史的な転換点を迎えました。本稿では、共和国成立の経緯と、その後の政治制度の枠組みについて詳しく解説します。共和政体の樹立1946年6月2日、イタリアで総選挙(国民投票)が実施され、国民は共和政体の樹立に賛成票を投じました。この結果を受けて、同年6月10日、イタリアは正式に共和国として成立しました。王制の象徴の完全な撤廃1946年6月18日、当時の臨時政府は「日命令(Order of the Day)」と呼ばれる布告を発し、それまで国内で効力を持っていた法律・政府命令・通達などに含まれる王室関連の記述や痕跡をすべて廃止しました