マーシア王国とはマーシア(Mercia)は、古英語の「Mierce(境界の民)」に由来する名称を持つ、アングロサクソン時代のイングランドにおける最も強大な王国の一つです。支配王朝内部での権力闘争が絶えなかったにもかかわらず、7世紀半ばから9世紀初頭にかけての大部分の期間、イングランドにおいて優位な地位を維持し続けました。領土の変遷マーシアの発祥地は、アングロサクソン人の入植地と、西方へ追いやられたケルト系諸部族の居住圏との間に位置する辺境地方でした。具体的には、現在のスタッフォードシャー、ダービーシャー、ノッティンガムシャー、ウェスト・ミッドランズ北部、そしてウォリックシャーにあたる地域です。