イタリア第8軍は、ムッソリーニが東部戦線におけるドイツの「反ボルシェヴィキ十字軍」を支援するために編成した大規模な遠征軍である。バルバロッサ作戦の開始当初、イタリアの独裁者はドイツ軍に対し1個軍団を派遣していた。しかし1942年、モスクワ城下での敗北を経てドイツ軍の戦争遂行が苦しくなっていることが明らかになると、ムッソリーニは南部戦線におけるイタリアの存在を一段と拡大することを決意する。こうして誕生したのが、約20万人の兵力を擁する第8軍だった。第8軍の編成第8軍は10個師団からなり、総兵力は約20万人に達した。歩兵師団は4個――第2歩兵師団「スフォルツェスカ」、第3歩兵師団「ラヴェンナ」、第