朝の日課だった「射撃遊び」――プラシュウ強制収容所の悪魔クラクフ近郊プラシュウ強制労働収容所の所長を務めたアモン・ゲートには、毎朝決まった「日課」があった。目覚めると双眼鏡と銃を手に取り、働きが遅いと判断した囚人を次々に射殺したのである。これは彼が犯した数多くの残虐行為のごく一部にすぎない。果たして彼の手によって何人が命を落としたのだろうか。1908年12月11日、ウィーンに生まれたゲートは、父ベルタとアモン・フランツの息子として、父方の祖父から受け継ぐ珍しい名前を与えられた。「アモン」とはエジプト神話における豊穣と多産の神であり、作物を実らせ、人や動物を繁栄させると信じられていた存在だ。歴史